Windows7での回復パーティション、システムパーティション作成方法
連日需要なさそうなネタです。
Windows7で「ディスクの管理」を見ると、パーティションは以下のように構成されています。
ボリューム | レイアウト | 種類 | ファイルシステム | 状態 |
- | シンプル | ベーシック | - | 回復パーティション |
- | シンプル | ベーシック | NTFS | システム,アクティブ,プライマリ パーティション |
C | シンプル | ベーシック | NTFS | ブート,ページ ファイル,クラッシュ ダンプ,プライマリ パーティション |
D | シンプル | ベーシック | NTFS | プライマリ パーティション |
Cドライブ、DドライブはWindows上から見えているパーティションです。
では回復パーティション、システムパーティションって何か?
WindowsPEを使ってディスク全体をリカバリしようとした時、どうやって作るのか?というメモです。
実際に見てみると、回復パーティションにはWindowsREのイメージと、リカバリ用のWindowsイメージが入っています。
「詳細ブートオプション」の「コンピュータの修復」を行った時は、このWindowsREが起動されます。
「回復パーティション」という特殊な種類のパーティションです。
システム領域には、bootmgrやBCDストアが格納されています。
パーティションの種類はWindowsのインストール先パーティションなどと同様です。
では手順です。
コマンド中のdisk番号やpartition番号は適宜読み替えてください。
回復パーティション作成方法
前提として、WindowsPEでブートしているものとします。
diskpart DISKPART> select disk 0 DISKPART> create partition primary size=12288 DISKPART> format fs=ntfs quick DISKPART> assign letter=R DISKPART> set id=27
本当はフォーマット時にラベル付けたりしてもいいんですが、細かいことはなしで。
今回ポイントとなるのはここです。
DISKPART> set id=27
作成したパーティションに対して、27というidを付与してやります。
これはMicrosoftでも紹介されていますし、メーカーのリカバリディスクでリカバリしたパーティションを見てもわかります。
DISKPART> select disk 0 DISKPART> select partition 1 DISKPART> detail partition パーティション 1 種類 : 27 隠し属性 : はい アクティブ : いいえ オフセット (バイト): 1048576 Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info ---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- -------- Volume 7 NTFS Partition 16 GB 正常 非表示
種類が「27」となっているのがわかります。
システムパーティション作成方法
パーティションは普通にプライマリパーティションを作成します。
diskpart rem システムパーティション DISKPART> select disk 0 DISKPART> create partition primary size=200 DISKPART> format fs=ntfs quick DISKPART> assign letter=C DISKPART> active rem ブートパーティション DISKPART> create partition primary size=204800 DISKPART> format fs=ntfs quick DISKPART> assign letter=D DISKPART> exit rem ブートパーティション(Dドライブ)にWindowsインストール、もしくはイメージ展開 rem この方法は各自にお任せします。 rem 例えばimagex でwim展開するなど。 bcdboot d:\Windows /l ja-jp /s c:
今回のポイントはここ
bcdboot d:\Windows /l ja-jp /s c:
ブートパーティション(Dドライブ)のWindowsから起動するブート情報をシステムパーティション(Cドライブ)に書き込んでいます。
これ以外特別なことしなくても、Windows上ではドライブレター割り当てられないし、システムパーティションとして認識されます。